いいねは毎回つく。でも、フォロワーの数字だけが動かない。投稿するたびに手応えはあるのに、翌朝プロフィールを見ると数はきのうと同じ。この不一致、心当たりがあると思う。
ここで多くの人は「もっといい投稿をしなきゃ」と考える。でも、たぶんそこじゃない。いいねがついてる時点で、君の投稿はちゃんと届いてる。問題は投稿の質じゃなくて、その先の「変換」なんだよね。
いいねと、フォロー。この2つは見た目が近いだけで、評価している対象はまるで違う。ここを分けて考えないと、投稿を延々と作り直す無限ループから抜けられない。
この記事では、いいねがフォローに変わらない理由を「どこで詰まっているか」から特定して、今日プロフィールのどこをどう直すかまで、順番に話していく。
いいねとフォローは、評価している「対象」が違う
まず、いいねとフォローの違いをはっきりさせておきたい。ここが曖昧なままだと、打ち手が全部ずれる。
いいねは「この投稿、今これ役に立った」っていう、一回きりの反応だ。フォローは「この人の投稿、この先も見たい」っていう、未来への予約になる。
パソコンを買い替えるとき、一度いい接客を受けたくらいで、その店の会員にはならないでしょ。「次もこの店で買おう」と思うのは、また来る理由が見えたときだ。フォローも同じで、一本の投稿がよかっただけじゃ予約は入らない。
フォロワーは「5段階の連鎖」で増える
フォロワーが増えるときって、だいたい決まった流れをたどる。順番に見てみよう。
君が投稿する。それを既存のフォロワーが見て、いいねやリポストをする。すると、その先のフォロワー外の人にも届く。
届いた人が「なんだこの人」とプロフィールに飛ぶ。そこで日々の投稿とプロフィールを見て、フォローするか決める。フォローされるかどうかは、たいていこの最後のひと目で決まる。
- 投稿する
- いいね・RTされる
- フォロー外に届く
- プロフィールに来る
- 見て、フォローを決める
ここで大事なのは、いいねがついているってことは、少なくとも4段目まではちゃんと回っている証拠だってこと。届いているし、プロフィールにも来ている。落ちているのは最後の1段、「見て、決める」ところだけなんだ。
だから直すのは投稿じゃない。飛んできた人が最後に見る場所、つまりプロフィールの側だ。
どこで詰まっているかを、数字で特定する
「プロフィールを直せ」と言われても、いきなり書き換える前に、まず詰まっている場所を数字で確かめたい。感覚でいじると、合っている部分まで壊すことがあるから。
見る数字は1つでいい。プロフィールへのアクセス数だ。いいねの数は、ここでは見なくていい。というより、フォロワーの「数」の画面はいったん閉じていい。僕が見るのは、変換に関わる2点、プロフィールアクセスとフォローだけだ。
プロフィールアクセスが少ないなら、詰まりは投稿側。プロフィールに飛ばせていない。逆に、アクセスは多いのにフォローが少ないなら、詰まりはプロフィール側。飛んできた人が、最後の判断で帰っている。
この切り分けをせずにプロフィールだけ直しても、そもそも人が来ていなければ意味がない。逆も同じ。だから最初に、この1点を見る。
今は、公式のXアナリティクスでプロフィールアクセス数などの集計を見るのに、有料プラン(Xプレミアム)が必要になっている。公式アナリティクスの一部は有料化された、と思っておけばいい。
無料でやるなら、SocialDogのようなツールの無料プラン、または投稿ごとに出るアナリティクスでも代わりにチェックできる。
プロフィール側に「次も欲しい」を3つ用意する
詰まりがプロフィール側だと分かったら、やることは3つ。上から順に効く。
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1
bioの最初の一文を書き直す
スマホでプロフィールを開くと、最初の一文しか表示されない。残りは「もっと見る」を押さないと読まれないんだよね。
だから最初の約30文字に「誰に・何を・定期的にくれる人か」を詰める。「今サラリーマンやってます」では弱い。「◯◯で詰まってる人へ、△△を毎週渡す」の形で名乗る。
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2
固定ポストに「何をくれる人か」を置く
固定ポストは、飛んできた人が世界観に最初に触れる場所だ。一番反応が取れた投稿を固定にして、自己紹介と発信の目的を添える。
日々の投稿をさかのぼらなくても「この人が何をくれるか」が一目で分かる状態を作る。来る人の顔ぶれが変わったら、固定も見直す。
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3
発信テーマを2軸で1本に絞る
差別化でいちばん簡単なのは、テーマの掛け合わせだ。「副業」だけだと競合が無数にいる。でも「副業 × 40代サラリーマン」にした瞬間、立ち位置が絞られる。
テーマが1本に定まると、「次も同じものが来る」という期待が生まれる。それがフォロー、つまり予約になる。
3つ目のテーマの話は、僕自身がいちばん痛い目で覚えた。昔、アフィリエイトで累計1億を超える額を稼いでいた時期がある。毎日せっせと情報を出していた。
でも、誰も「僕」を見ていなかったんだよね。2017年、検索の大きな仕様変更が来た。ある朝いつものように管理画面を開いたら、昨日まで並んでいた数字が、ごっそり消えていた。指がマウスの上で止まったまま、しばらく動けなかった。
流入が飛んだその瞬間、情報だけ受け取っていた人との縁は、何も残らなかった。
情報は受け取られる。でも、情報「だけ」だと、人としての関係は残らない。テーマを絞るのは、かっこつけるためじゃなくて、「次もこの人から受け取りたい」を作るためだ。バラバラのジャンルで単発ヒットを出しても、その予約は生まれない。
今日30分でやる、最初の一手
アナリティクスが有料で見られない人でも、今日できることがある。プロフィールの点検から入ればいい。
やり方はこう。まず自分のプロフィールを、他人になったつもりでスマホで開く。「もっと見る」を押す前に見える最初の一文だけを、声に出して読む。その一文だけで「誰に・何を・定期的にくれる人か」が言えるか、判定する。言えなかったら、それが落ちている原因だ。
言えなかったら、その一文を「◯◯な人へ、△△を毎週渡す」の形に今日書き直す。ここまでで30分あれば足りる。プレミアムに入っている人は、先にプロフィールアクセス数を見て詰まりを特定してから、ここに入るといい。
よくある質問
Q. フォロワーが少ないうちは、何をしても増えないのでは?
そんなことはない。むしろ最初のうちこそ、フォロー外に届いた数少ないチャンスを拾えるかで差がつく。飛んできた人に予約の材料が用意できていれば、少ない訪問でもフォローは積み上がる。数が少ないうちほど、プロフィールの一文が効くんだ。
Q. 投稿の質は上げなくていいんですか?
上げなくていい、とは言っていない。ただ、いいねがついている時点で投稿は届いている。届いているのに変換できていないなら、直す優先順位はプロフィールが先だ。投稿の質は、プロフィールを整えてから、届く回数を増やすために磨けばいい。順番の問題だ。
いいねがついているのは、悪い状態じゃない。むしろ、投稿はもう届いているっていう合図だ。あと一歩、飛んできた人に「次も欲しい」を渡せていないだけ。
今日、プロフィールの最初の一文を読み直すところから始めてみてほしい。そこが変わるだけで、同じいいねの数でも、残る人の数は変わってくる。焦らなくていい。詰まっている場所は、もう分かったんだから。


















