いいねはつくのに、フォロワーが全然増えない。そういうこと、ないか。
投稿すると、それなりに反応はある。何十か、ものによっては何百か、いいねがつく。なのにフォロワー数は、ほとんど動かない。昨日と今日で1人、2人。そんなものだよね。
先に結論を言うと、それは君の情報が悪いからじゃない。むしろ逆で、いいねがつくってことは、内容はちゃんと役に立ってる。だからまず安心してほしい。問題はもっと別のところにある。
いいねとフォローは、読んだ人の中でまったく別の決断だ。ここを分けて考えないと、何を直せばいいか永遠に見えない。順番に話していく。
いいねは「一回きり」、フォローは「この先も」
いいねは、要するに「今これ、役に立った」という一回きりの反応だ。
たとえば君が「Excelのこの関数、便利だよ」って投稿したとする。それを見た人が「お、知らなかった。助かる」と思ったら、いいねを押す。これはその投稿に対する反応で、その場で完結してる。役に立った、ありがとう、で終わり。
フォローはぜんぜん違う決断だ。「この先もこの人の投稿を見たい」という、未来に向けた決断。今日役に立ったかどうかじゃなくて、「明日もこの人なら何か面白いことを言いそうだ」と思った時に、初めて押すボタンだ。
君だって、すごく役に立つ投稿を見て、いいねは押したけどフォローまではしなかった、ってこと、いっぱいあるでしょ。それと同じことが、君の投稿でも起きているだけなんだよ。
「今これ役に立った」
その投稿への一回きりの反応。
その場で完結する。
「この先も見たい」
その人への、未来に向けた決断。
明日も期待できる時に押す。
なぜ、いい情報なのにフォローまで届かないのか
じゃあなんで、いい情報を出してるのにフォローまで届かないのか。
たとえば、駅前にラーメン屋が5軒あるとする。そこに6軒目ができても、よっぽどの理由がなければ、人はいつもの店から乗り換えたりしない。味がそこそこ良くても関係ない。「わざわざ変える理由」がなければ、人は今のままでいる。
SNSも、これと同じことが起きてるんだよね。
君が発信してるテーマ、同じことを言ってる人がもう何百人、何千人といる。みんなそれなりにいい情報を出してる。その中に君が6軒目のラーメン屋みたいに並んでも、見てる人からしたら「あ、また同じようなこと言う人がいる」で終わってしまう。
しかも今はAIがある。ちょっとした疑問なら、フォローなんてしなくてもAIに聞けば答えが返ってくる。だから「いい情報を持ってる」というだけでは、わざわざ覚えてフォローするところまで、なかなかいかない。
もう一回言うけど、いい情報を出すこと自体は、まったく間違ってない。むしろ続けたほうがいい。ただ、それ「だけ」だと、フォローの一歩手前で止まりやすい。足りないのは情報の質じゃなくて、「この人から聞きたい」と思わせる一言だ。
人は、情報じゃなくて人をフォローする
これ、自分のことを思い出してみてほしいんだけど、君がフォローしてる人って、なんでフォローしたんだろうね。
「情報がいちばん正確だったから」って人、たぶんあんまりいない。同じことを言ってる人なんていくらでもいる中で、なんとなく「この人の言い方が好き」とか「この人がそう言うなら聞いてみたい」とか、そういう理由でフォローしてるんじゃないかな。
僕もそうだ。たとえばパソコンを買い替えるとき、スペックの細かいことは正直よくわからない。だから結局「あの人がこれ使ってるって言ってたな」で選んじゃう。中身を比べてるんじゃなくて、誰が言ってるかで決めてる。人はだいたいそうだ。
だからフォローは「情報への評価」じゃなくて「人への評価」だ。情報は受け取ったら終わり。でも人は、覚えてもらえる。フォロワーを増やしたいなら、情報の質を上げるだけじゃなくて、「この情報を出してるのは誰なのか」を残さないといけない。ここが抜けてると、どれだけいい情報を出しても素通りされる。
僕も昔、これでずっと損してた。アフィリエイトで稼いでた時期があって、毎日いろんな情報を出してたんだけど、正直、誰も「僕」のことは見てなかった。情報が欲しい人が来て、欲しいものを持って帰って、それで終わり。人として覚えられてなかった。当時はそれに気づいてもいなかったけど。
フォローされる人がやっている3つのこと
じゃあ具体的にどうすればいいか。難しい話じゃない。やることは3つだけ。今日の投稿から変えられる。
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1
毎回、同じ立場でものを言う
今日は賛成、明日は反対、みたいにフラフラしてると、人は覚えられない。「この人はいつもこういう見方をする」っていう一貫した立場があると、「次は何て言うんだろう」って気になってくる。たとえば「楽して稼ぐ系の話は信用しない」って立場を毎回貫くだけでいい。情報じゃなくて、君の見方が君の目印になる。
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2
大勢にじゃなくて、一人に話す
「みなさん」に向けて書くと、ぼやける。誰の心にも刺さらない。そうじゃなくて、たった一人を思い浮かべて、その人に話しかけるように書く。
「3ヶ月前の、何から始めればいいか分からなかった自分」でもいい。一人に絞ると、その同じ悩みを持った人が「これ、私のことだ」って引き込まれる。狭く話したほうが、結果的に広く届く。
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3
同じネタの最後に、君の一言を足す
いつもの情報に、君自身の一言をくっつける。「僕はこう思う」でも「僕はこう失敗した」でもいい。「朝活がおすすめ」だけだと誰が書いても同じだけど、「僕は夜型で最初きつかったけど、3週間で逆に楽になった」を足すと、急に君の話になる。情報は他の人も出せるけど、君の一言は君にしか出せないからね。
この3つに共通してるのは、全部「情報の出し方」じゃなくて「人の見せ方」だってこと。同じ情報でも、誰が、どんな立場で、誰に向かって話すか。そこに君が出る。そこを見て、人はフォローを決める。
まず、次の1投稿から
全部いっぺんにやろうとしなくていいんだよ。まず、次の1投稿だけでいいから、試してみてほしい。
いつもどおり、いい情報を書く。そのうえで、最後に一言だけ足す。「これは僕がこう考えてるからで」とか「これ、僕は昔やらかしたんだけど」とか。君がそこにいる、っていう一言。
たぶん、いきなりフォロワーが爆発したりはしない。でも、いいねしか押さなかった人の何人かが、「お、この人ちょっと気になる」って思い始める。その積み重ねが、フォローに変わっていくんだよね。
君のやってることは、間違ってないんだよ。いい情報を出すのは正しい。あとほんの一歩、「この人から聞きたい」を足すだけ。気負わず、まず一行からやってみてほしい。
よくある質問
Q. 立場をはっきりさせると、反対する人も出てきませんか?
出てくる。でもそれでいい。全員に好かれる発信は、誰の心にも残らないからね。「この人はこう考える」がはっきりしてるからこそ、合う人が「この人だ」と思ってフォローする。少し怖いけど、ここは引かないほうがいい。
Q. フォロワーが多い人の真似をするのが早いのでは?
真似していいのは「やり方」だけで、「中身」は真似しないほうがいい。同じことを言う二番煎じは、本家がいる限り選ばれない。立場の貫き方とか、一人に話す書き方みたいな型を盗んで、中身は君のもので埋める。それがいちばん早い。

















