タイトルは決まったのに、最初の一行に何を書けばいいか分からず、止まっていませんか?
「こんにちは」と書いて、最近の出来事を少し足してみても、うまく本題につながりません。気づけば挨拶だけが長くなって、また消してしまうんですよね。
そんなときは、読者が困っていることを、そのまま一行目に書いてみてください。まずは、この型を使えば大丈夫です。
〇〇で悩んでいませんか?
今回は、□□するための方法をまとめました。
例えば、この記事なら「タイトルは決まったのに、最初の一行が書けずに困っていませんか?」で始められます。
気の利いた挨拶を考えなくても、これで本題に入れます。
ただ、この型を見ても「その〇〇に何を入れるかで悩むんだけど」と感じる人もいると思います。そこも含めて、順番に考えてみましょう。
①「こんにちは」のあと、なぜまた手が止まるんですか?
挨拶までは書けるのに、そのあとが続かないことってありますよね。

例えば、こんな書き出しです。ここからの例文は、説明のための作例です。
こんにちは。最近は朝晩が涼しくなってきましたね。今日は、ブログの書き方についてお話ししたいと思います。
丁寧ですし、おかしな文章でもありません。
でも、このあとには、まだ決めることが残っています。ブログの何について話すのか。誰が、どこで困っている話なのか。そこを考えなければ、本文には進めないんです。
挨拶を書いたことで、その判断が済むわけではないんですよね。
だったら、先にそこを書いてしまっていいと思うんです。
読者がタイトルを見て記事を開いたとき、知りたいことは何なのか。その人が「そう、それで困っているんです」と思えることを、最初に書いてみてください。
書き出しで決めたいのは、この記事が誰の、どんな困りごとに答えるのかです。
そう考えると、「文章を書くことで悩んでいませんか?」でも始められそうです。ただ、これだと少し広いんですよね。
②「悩んでいませんか?」の〇〇には、何を入れるんですか?
〇〇には、読者が実際に困っている場面を入れます。

「文章に悩んでいる」だけだと、ネタが思いつかない人も、記事が長くなりすぎる人も、最後のまとめが書けない人も含まれます。
書く側も、どの話から始めればいいか迷ってしまいますよね。
そこで、今回の読者について、もう少し具体的にしてみます。
タイトルは決まったのに、最初の一行に何を書けばいいか迷っていませんか?
ここまで書くと、説明することを選びやすくなります。
この人は、タイトルの付け方を知りたいわけではありません。すでにタイトルはあるので、その次に何を書けばいいかを知りたいんです。
〇〇が浮かばないときは、タイトルの下に、まずこうメモしてみてください。
〇〇したいのに、□□できない。
今回なら、「記事を書き始めたいのに、最初の一行が決まらない」です。
それを読者に話しかける形へ直せば、一文目になります。
「でも、読者の気持ちなんて分からない」という場合も、細かい人物設定を作り込む必要はありません。まずは、そのタイトルで助けようとしている人が、どの作業で止まっているのかを考えてみてください。
そこが曖昧なら、一文目の言い回しを探す前に、記事で扱う困りごとを絞るほうが先です。
では、その一文が書けたら、次には何を続ければいいんでしょう。
③一文目は書けました。二文目でまた止まりませんか?
二文目には、この記事で読者に渡すものを書きます。

基本の型は、「今回は、〇〇の解決策をまとめました」で十分です。もう少し具体的にできるなら、何を紹介する記事なのかまで書いてみてください。
例えば、こうです。
今回は、読者の悩みから書き出しを作る型と、その使い方を紹介します。
「文章について役立つことを書きます」よりも、自分が次に何を書けばいいか分かりますよね。
型を紹介すると書いたなら、本文ではその型を見せます。使い方も紹介すると書いたなら、実際に当てはめた例を出します。
二文目で読者に約束したことが、そのまま本文で説明することになります。
今回なら、その次にこう続けられます。
まず、読者が困っている場面を「〇〇したいのに、□□できない」と一文で書き出してみてください。
もう本文に入れていますよね。挨拶から本題へつなぐための、特別な一文は必要ありません。
ただ、「せっかくだから役立ちそうに見せたい」と思って、約束を大きくしすぎないようにしてください。
書き出しの型を一つ紹介する記事なのに、「読まれる文章のすべてを解説します」と書くと、あとから説明することが増えてしまいます。
その不安から、構成の話も、タイトルの話も、集客の話も足し始めたら、書き出しを決めたはずなのに記事全体がまとまらなくなります。
二文目には、本文で実際に説明できることを書いてください。書き終えたあとにも、約束と中身が合っているかを確かめれば大丈夫です。
ここまでなら、毎回使えそうです。でも、同じ型ばかり使っていたら、自分らしい文章にならない気もしますよね。
④毎回この型を使ったら、どれも同じ記事になりませんか?
「〇〇で悩んでいませんか?」という言い方だけを繰り返せば、似た印象にはなります。

ただ、型が同じでも、拾う悩みや、本文で説明する内容まで同じになるわけではありません。
僕も、世界観や物語を前に出す発信を試して、まだ僕を知らない人には重くて読まれなかったことがあります。役立つノウハウに寄せると、今度はほかの情報に埋もれました。
自分らしさを出すことも、読む人に必要な話をすることも、両方考えたいんですよね。
例えば、書き出しで「記事が書けない」と悩む人に話しかけたあと、何を説明するかには違いが出ます。
ネタの探し方を説明するのか。最初の一文を作る例を見せるのか。それとも、書いては消してしまうときの進め方を説明するのか。
どこで困っている人を助けたいのか、どんな例なら伝わると思うのか。そういう選び方にも、書き手らしさは出ます。
だから、最初の一行で無理に個性まで見せようとしなくて大丈夫です。まずは、読む人が「今の自分に必要な話だ」と分かるところから始めてみてください。
慣れてきたら、「悩んでいませんか?」を別の言い方に変えても構いません。
タイトルは決まっているんですが、最初の一行がどうしても書けません。
こんなふうに、読者の悩みを言葉にする始め方もできます。大事なのは、疑問形を使うことより、相手が困っていることを具体的に書くことです。
今、タイトルだけ決まっている記事があれば、その下に「読者は何をしたいのに、何ができずに困っているか」と一文で書いてみてください。
それを一行目にして、次に「今回は、そのための〇〇を紹介します」と続けてみるんです。
二文書けたら、言い回しを磨く前に、約束した説明へ進んでください。
最初の一文は、本文を書き始めるための一文で十分です。






















