どうも。
「この教材を見終わったら、今度こそ始めよう」
そう思って勉強していたはずなのに、途中で別の教材が気になって、そちらも買ってしまう。動画を見れば知らない手法が出てきて、それも保存する。気づけば、最初に何を始めるつもりだったのかまで、少しぼんやりしている。
こんな状態になっていませんか?
勉強していないわけではありません。むしろ、かなり真面目に学んでいるんですよね。用語も分かるし、人の発信を見れば「これはあの手法だな」と説明できたりします。
でも、自分で完成させたものを聞かれると、言葉に詰まってしまう。
そこで「自分は行動力がない」と責めて、行動力を上げる動画まで見始めてしまうんです。
ただ、その前に一つ、確かめてほしいことがあります。
いま探している知識は、実際に何かを作っていて、足りないと分かったものですか?
それとも、まだ使う場面が決まっていない知識ですか?
①勉強した日は安心するのに、なぜ翌日も始められないんですか?
たとえば、記事を一本書いて公開しようとしているとします。

書き始めようとすると、タイトルの付け方が気になります。そこで動画を見ていたら、今度は読者設定が大事だと分かります。読者設定を調べると、そもそも発信のコンセプトから決め直したほうがよさそうに見えてきます。
どれも、記事を書くうえで役立つ話ではあります。
でも、その日の終わりに残ったのは、保存した動画とメモだけです。公開するはずだった記事は、まだできていません。
ここで厄介なのは、勉強している間にも「前進した感じ」はあることです。
知らなかった言葉が分かる。説明を聞いて納得する。次にやるべきことも見つかる。何もしていない気分にはなりにくいんですよね。
一方、自分で記事を書けば、うまく説明できない箇所が出てきます。公開すれば、読まれないこともあります。
学んでいる間は「なるほど」と思えていたのに、作り始めた途端、自分ができていないところを見せられます。
それが嫌で、また分かりやすく教えてくれる人のところへ戻りたくなる。そういう気持ちもあると思うんです。
もし、ここに心当たりがあるなら、知識を増やすだけでは解決しません。
また不安になったとき、次の教材を探せてしまうからです。
では、何を変えれば、この繰り返しを止められるんですかね。
②何も作っていない段階で、「足りない知識」を決められますか?
「もっと文章力が必要です」

そう言われると、勉強することはいくらでもあります。タイトル、構成、具体例、言葉選び。探せば次々に出てきます。
ところが、書きかけの記事を一つ開いてみると、困っていることは案外具体的だったりします。
たとえば、説明したいことを全部入れたせいで、見出しが増えすぎている。最初に立てた問いと、最後の結論が合っていない。
その場合、今日必要なのは、その原稿で何に答えるかを決めて、説明を選び直す作業です。
作る前には「文章力が足りない」としか言えなかったことが、作り始めると「この説明を残すかどうか決められない」という問題になります。
ここまで分かれば、調べる内容も絞れますよね。
だから、基本的な方法は学んだけれど、まだ自分では何も完成させていない人に、僕が勧めたい作業は一つです。
今ある知識で、誰かの困りごとに答えるものを一つ作り、実際に使ってもらえるところまで仕上げてください。
記事でも、記入シートでも、手順書でも構いません。
「何を学ぶか」は、その作業で詰まった箇所から決めます。
そうすれば、必要なことを学びながら、同じものを完成まで進められます。
ただ、ここで「よし、商品を作ろう」と考えた途端、また終わらない準備を始めてしまう人がいるんですよね。
③せっかく作るなら全部入れよう、と考えていませんか?
せっかく勉強してきたんだから、知っていることを全部使いたい。薄いものを出して、詳しくないと思われたくない。

その気持ちは分かります。
でも、それで最初から総合講座を作ろうとすると、文章だけでなく、動画も、特典も、サポートも必要に見えてきます。完成させる条件を、自分で増やしてしまうんです。
最初は、相手が困っている場面を一つに絞ってください。
たとえば、これは説明用の仮の例ですが、
「文章がうまくなりたい人」
では、扱うことが広すぎます。
「記事の見出しを増やしすぎて、いつも書き終わらなくなる人」
まで具体的にすると、作るものを決めやすくなります。
その人に渡すなら、文章講座を丸ごと作るより、見出しを整理するための確認シートから始められます。
シートには、こんな項目を用意できます。
- この記事で、読者のどんな疑問に答えたいか。
- それぞれの見出しは、その疑問に答えるために必要か。
- 今回は外して、別の記事に分けられる説明はどれか。
これだけでは使い方が分かりにくければ、見出しが増えすぎた原稿の例と、整理した例を付けます。
一枚なら何でも役立つ、という話ではありません。相手が実際に見出しを選び直せる説明と例が必要です。
ただ、その作業を助けるうえで必要のない知識まで、全部入れる必要はありません。
完成させるには、「ここまでなら、この人の困りごとに答えられる」と、自分で範囲を決める必要があるんです。
では、その範囲で作っていて、分からないことが出てきたらどうすればいいのでしょうか。
④情報を遮断したら、分からないところで止まりませんか?
止まった箇所は、調べてください。

ここで閉じてほしいのは、おすすめ動画、新しい教材、次々に流れてくる成功事例です。いま作っているものに必要な確認は残します。
たとえば、シートの共有方法が分からなければ、そこを調べます。本文に数値を載せるなら、出典を確認します。
一方で、「もっといい商品形式があるのでは」と教材を探し直したら、作業をいったん止めて、また選択肢を増やすことになります。
調べる前に、メモへ一行書いてみてください。
いま、何が分からなくて、どの作業が止まっているのか。
これが具体的に書ければ、その疑問を調べます。書けないなら、まず作りかけのものを進めて、どこで困るのかを確かめます。
今日取り組むなら、次の順番です。
1.完成させるものを一つ決めます。
「コンテンツを作る」では曖昧です。「見出しを増やしすぎて書き終わらない人向けの、見出し整理シート」のように書きます。作りかけのものがあれば、それを候補にしてください。
2.完成の条件を書きます。
先ほどの例なら、「質問に記入できる」「見本がある」「記入後に何をするか分かる」までを、今回の条件にします。「もっと充実させたい」だけでは、項目を追加しません。
3.通知と収集用の画面を閉じて、同じものを作り続けます。
別のアイデアを思いついたら、一行だけメモして戻ります。分からない箇所は具体的な疑問にして、必要な範囲を調べます。
4.見本どおりに自分で試し、相手が使える形で渡します。
自分で記入してみると、答えられない質問や、説明の抜けが見つかります。そこを直したうえで、使ってみたいと応じてくれた人に渡すか、その困りごとに答えるものとして公開します。
事実確認や、相手が使うために必要な説明は省きません。そのうえで、装飾や付録を増やす前に、一度使ってもらいます。
ここまで決めると、次に気になるのは「出して反応がなかったらどうしよう」ですよね。
⑤反応がなかったら、また勉強し直すんですか?
時間をかけて作ったものに反応がないと、きついです。

「やっぱり自分には無理だった」と考えたくなることもあると思います。
ただ、反応がないというだけでは、何が起きたのかはまだ分かりません。
必要な人に見てもらえていないのか。案内を読んでも、何に使うものか伝わっていないのか。実際に使ったけれど、途中で分からなくなったのか。
ここを一緒にすると、直す場所が決まりません。
使ってくれた人には、「役に立ちましたか?」だけで終わらず、具体的に聞いてみてください。
「答えにくかった質問はありましたか?」
「記入したあと、どの見出しを外すか決められましたか?」
返ってきた答えが、「二つ目の質問の意味が分からなかった」なら、次に直すのはそこです。すぐに文章講座を最初から受け直す必要はありません。
自分の作ったものがあると、相手も具体的に答えられます。その答えをもとに、次の作業を決められるんです。
僕も、アフィリエイトで初めて自分の稼ぎが出たときのうれしさは、今でも覚えています。自分で稼いだ、という実感があったんですよね。
今回の作業でも、実際に起きたことを確かめてほしいんです。
「シートを使って、見出しを減らせました」と言ってもらえた。あるいは、使いにくい箇所を教えてもらえた。その一つひとつが、次に作るときの材料になります。
なお、無料で使ってもらえたことと、お金を払ってもらえることは別です。販売が目的なら、価格に見合う内容か、購入前の説明が十分かも確かめる必要があります。
それでも、手元に完成したものと、使った人の反応があれば、その検討を具体的に進められます。
⑥今日の終わりに、何が一つ残っていたらうれしいですか?
新しく保存した動画が十本ある状態なのか。

それとも、誰かに見せて「ここを使ってください」と言えるものが、一つある状態なのか。
ノウハウを集め続けて苦しくなっているなら、今日は後者を選んでみてください。
これまでの勉強を、無駄だったと決める必要はありません。その中から、今回の相手に必要なことを選んで使います。
まず、作りかけのファイルを一つ開いて、冒頭にこう書いてください。
これは、誰が、どんな場面で使い、何をできるようにするためのものか。
その下に、今回の完成条件を書きます。
今日から没頭してほしいのは、その条件を満たすものを一つ作り、相手が使えるところまで仕上げる作業です。
知識が足りない箇所は、作っていれば具体的に分かります。
次の教材を探すのは、その箇所が分かってからにしましょう。






















