MSPに触れる
機能で戦う人間は、AIに消される
── 13年やってきた僕が、ようやく見つけた「別の戦い方」の話 ──
プロローグ:似たような感覚、ないか?
毎日のように新しいノウハウを集めている。
AIの使い方、SNS運用、コピーライティング、マーケティング。本も買う。教材も買う。気になる発信者の動画も見る。
それなのに、なぜか結果が出ない。
同じ位置をぐるぐる回ってる気がする。
昨日の自分と、今日の自分の差が分からない。
焦りだけが残って、夜になると胃が重い。
──そんな感覚、君にもないだろうか。
正直に言うと、僕もそうだった。
独立してから13年やってきたけど、最初は何年もずっとノウハウだけで戦って、ずっと疲れていた。
「もっといいノウハウを学べば抜け出せるはずだ」。
そう信じて、また次の教材を買って、また同じ場所をぐるぐる回る。
出口は、ノウハウの中にはなかった。
この手紙で話したいのは、その出口の話だ。
僕は別に「これを読めば一発で解決する」みたいな魔法は持ってない。
ただ、13年泥臭くやってきて、ようやく「ああ、ここを向くしかないんだな」と腹に落ちた考え方がある。
それを一回、君と共有してみたい。
ただし、先に言っておく。
この手紙は、全員に向けたものじゃない。
「ノウハウだけで効率よく稼ぐ方法を知りたい」
「とにかく早く結果が欲しい」
「AIを使った最新の手法を学びたい」
── そういう人は、ここで閉じてくれていい。たぶん、合わない。
ここから先で話すのは、もう少し遠回りで、もう少し泥臭く、もう少し長く効く話。
読み終わった後、君は今までと違う場所に半歩だけ立つことになる。
「もう前みたいに戦えなくなるかもしれない」── そういう種類の話だ。
「半歩、違う場所に立ってもいい」── そう思った人だけ、続きを読んでほしい。
進む前に:今日、君に渡すもの
長い話を始める前に、今日「何をやるか」を先に共有しておきたい。
この手紙で君に渡したいのは、ひとつだけだ。
それは 「MSP」 という考え方の輪郭。
名前を聞いたことがある人は、ほとんどいないと思う。むしろ、それでいい。
ひとことで言えば、
「ノウハウじゃなく、自分の生き様そのものを差し出して戦う」考え方 だ。
詳しい話は本編の中で渡すが、まずこの一行だけ、頭の片隅に置いて読み進めてほしい。
今日の30分で渡すのは、その 「輪郭」だけ。
今日、君に渡すもの
- MSPって、何なのか
- 機能(ノウハウ)で戦うのと、何が違うのか
- 自分の中で何が起きれば、MSPは見つかるのか
今日は、まだ渡さないもの
- MSPの具体的な掘り方
- ツリー構造の広げ方
- 発信への落とし込み方
- 7日間で動かす行動リスト
「渡さない」と書いたものは、今日の手紙では出さない。
出すべきタイミングが、別にあるからだ。
この先、君のメールボックスに届くもの
ちょうど良い機会なので、これから君のメールボックスに何が届くか、地図を渡しておく。
最初の手紙 ── MSPに触れる
NOW
MSPの輪郭・30分で読み終わる
2通目の手紙 ── MSPを磨く
1〜2行を、市場に届く一文に
3通目の手紙 ── MSPを広げる
一文を、5〜7つの発信テーマに枝分かれさせる
4通目の手紙 ── MSPで動く
最初の返信が届くまでの7日間
4通目までの手紙で、僕が13年で見つけたものは、ほぼ全部渡す。
今日は、その入口の30分だ。
紙でもスマホのメモでも、書き留められるものを手元に置いて読み進めてくれると、ちょうどいい。
行こう。
1 / 7第1章:アフィリで4年、頂点まで行った。だが、一晩で全部消えた
2013年に脱サラした。
そこから2017年までの4年間、僕はアフィリエイトの世界で「頂点」と呼べる場所まで行った。
具体的な金額はここでは出さない。
ただ、サラリーマン時代の自分が一生想像できないような収入が、毎月口座に振り込まれていた、とだけ言っておく。
そして、2017年のある日。
たった一晩で、全部消えた。
これから話すのは、その話だ。
少し、時間を戻す。
僕が2013年に脱サラしたのは、パワハラを受けて、もう会社には戻れないと思ったからだ。
退職してから、アフィリエイトの世界に飛び込んだ。
そこから毎日、朝から晩までPCに齧り付いて勉強した。
そこから4年間、僕は登った。
「もう一生勝ち続ける」── そう思った時期もあった。
だが、終わりは突然だった。
2017年、Googleが大きなアルゴリズムアップデートを行った日のことだ。
朝起きてPCを開いたら、アクセスがほぼゼロになっていた。
昨日まで毎日大量の人が訪れていたサイトが、誰も来なくなった。
収入も、当然ゼロになった。
残ったのは、その時期に派手に使った金の請求書と、600万円の借金だった。
その日のことは、今でも妙に細かく覚えている。
朝、いつものようにPCを開いた。画面が真っ白に近かった。
冷房をつけてないのに、背筋が冷たかった。
何度かリロードしたが、数字は戻らなかった。
そのまま、僕は1日中、PCの前で動けなかった。
怒りでも悲しみでもなく、ただ「ああ、これがノウハウだけで戦うってことだったんだな」と、ぼんやり腹に落ちた。
ノウハウは、誰かのプラットフォームの上に建てた砂の城だ。
僕はGoogleの庭の中で、Googleのルールに従って、Googleが許可してくれた範囲で稼いでいたに過ぎなかった。
ルールが変わった瞬間、全部消える。
それを、身体で知った。
これは別に、Googleが悪いって話じゃない。
僕が、自分の足で立っていなかった。
ただ、それだけの話だ。
「ノウハウさえあれば勝てる」が嘘だった。
正確に言うと、嘘じゃない。
ただ、ノウハウだけで戦う限り、いつかこういう日が来る、って話だった。
僕は、それを身体で知ってる側の人間として、君に話している。
だから「ノウハウだけじゃダメだ」と言える。
本で読んだ話じゃなく、自分の口座が一晩でゼロになった人間の話だ。
だが、終わったのは仕事だけじゃなかった。
僕の中で、「ノウハウで戦うという『時代』」そのものが終わった日だった。
そこから7年、僕は別のことをやって生きていた。
2 / 7第2章:7年間、泥を飲んだ。そこで分かったこと
借金600万を抱えた2017年から、僕は7年間、地道に返済した。
何をしたか。
コンテンツビジネスじゃない。
アフィリでもう一回当てる、もしていない。
やったのは、Web仕事だ。
Web制作、マーケティング支援、それから「Web秘書」。
人のメール対応、調べ物、ツール設定、地味な作業を時給換算で淡々と引き受ける。
クラウドソーシングで案件を取って、安く買い叩かれながら、毎月10万円ずつ借金を削った。
途中、リボ払いの月の返済額だけで18万を超えた時期があった。
あの時は正直、夢を一度諦めた。
「もうコンテンツビジネスは無理かもしれない。一生Web秘書で食ってくしかないかもしれない」。
そう思った夜は、何度もあった。
踏みとどまれたのは、親に「破産はダメだ」と言われたからだ。
一回、本気で破産を考えたタイミングがあった。
そのときに親に話して、止められた。
僕は親の言うことを素直に聞いた。
それには今でも感謝している。
返済期間の7年間でやってたもう一つの作業がある。
国家資格の勉強だ。
法律系の資格を、地道に勉強して取った。
資格そのものが直接ビジネスに役立ったわけじゃない。
ただ「地道に毎日コツコツやってれば、最終的には合格する」という事実を、自分の身体で証明できた。
それが、僕の「コツコツやれば必ず着く」という確信の根拠になっている。
返済の終盤、まだ借金が残っている2023年頃から、僕はコンテンツビジネスを本格的に始めた。
そして2024年、7年かけて借金を完済した。
コンテンツビジネスを始めて、もう3年になる。今はそれ1本でやっている。
脱サラ ── アフィリの世界へ
パワハラで会社に戻れず、PCに齧り付いて勉強の日々。
頂点まで登る(4年)
「もう一生勝ち続ける」と思った時期。サラリーマン時代に想像できない収入が口座に。
一晩で、全部消えた
Googleアプデでアクセス激減。残ったのは600万円の借金。
7年間、泥を飲んだ
Web制作・秘書業・国家資格。月10万円ずつ返済。リボ18万を超えた夜もある。
完済 ── 7年の終わり
借金ゼロ。コンテンツビジネス1本へ。
この手紙を書いている
独立13年目。生き様で発信する側に降りた。

独立してから今で13年。
2013年に脱サラした僕が、2026年の今もこうして自分の生き様で発信できているのは、別に僕が強い人間だからじゃない。
正直、僕は強い人間じゃない。
電話の通知が来ると、今でも一瞬手が止まる。
人前で喋るのは苦手だ。
返信を後回しにして、夜中に「あの返事、まずかったかな」と一人で悶々とする。
取り越し苦労ばかりで、心配事が頭から離れない夜もある。
そういう日は、サウナに行く。
水風呂で頭が一旦リセットされて、その後の脱力感の中で、ようやくまともに思考できるようになる。
深夜の海沿いをドライブしているときも、同じだ。
波の音と暗い水平線だけが視界にあると、なぜか余計な心配事が消える。
そういう人間が、13年やってきた。
それでも続いた理由は、気合じゃない。
後がなかった からだ。
サラリーマンには戻れない。
今の稼ぎだけじゃ、借金は終わらない。
親に頭は下げた。
でも、それ以上の逃げ場はない。
だから、動くしかなかった。
ただ、それだけだ。
99%の人は途中で諦めるんだと思う。
僕は別に1%の才能側の人間じゃない。
ただ、後がなかったから、結果的に残っただけだ。
その「結果的に残った13年」で、僕は一つの「考え方」に辿り着いた。
それを話したい。
ただし、警告しておく。
それは、ノウハウ業界では誰も話さない種類の話だ。
「これを知ったら、もう前みたいに戦えなくなるかもしれない」── そういう話。
「もう前みたいに戦えなくてもいい」── そう腹を決めた人だけ、この先を読んでほしい。
3 / 7第3章:「機能組」と「生き様組」── どっちで終わるかは、君が選べる
僕が13年で身体で知ったのは、シンプルなことだ。
世の中には2種類の戦い方がある。
ひとつは、ノウハウやスキルや実績で戦う戦い方。
「僕は○○ができます」「○○の資格があります」「最短最速で○○できます」と看板を出して、その性能で勝負する。
便宜的に、これを「機能で勝負する」と呼んでみる。
もうひとつは、自分が歩いてきた道、つまり生き様で戦う戦い方。
「僕はこういう失敗をしてきた」「こういう道を13年歩いた」「だからこういう見方で物事を見てる」と、自分の経験そのものを差し出して勝負する。
こっちを「生き様で勝負する」と呼ぶ。
──ここで一回、止まって考えてみてほしい。
今の君が発信しているのは、どっちだろう?
僕がアフィリで戦っていた時期は、完全に前者だった。
SEOのテクニック、キーワード選定、サイト構造、外部リンクの作り方。
全部、機能の話だ。
そして、機能で戦う限り、必ず誰かがもっと上手くなる。
もっと安い人が現れる。AIが代わりにやれるようになる。
僕の場合は、Googleがルールを変えた瞬間に消えた。
機能には、寿命がある。
数ヶ月〜数年で消える
寿命なし
── ノウハウは砂の城。生き様は、君の人生そのものだから減らない。
- ノウハウで勝負
- 「他より優れている」で差別化
- スペック・効率の競争
- 真似されたら終わり
- AIに置き換わる
- 価格競争に巻き込まれる
- 自分の人生で勝負
- 「この人だから」で選ばれる
- 独自性そのものが価値
- 人生まるごと真似できない
- AIには真似できない領域
- 価格競争から逃れる
これは別に責めてるわけじゃない。事実として、そうなっている。
特に今、AIが急激に普及してる。
ノウハウ・スキル・効率という軸で勝負してる発信者は、これからどんどんAIに食われていく。
僕自身、正直なところAIをそんなに使いこなせてない。
だから「AIで稼ぐ方法を教えます」みたいな発信は、僕にはできない。
できる人がやればいい。
僕ができるのは、別の話だ。
ノウハウは誰でも買える。本にも書いてある。AIに聞けば出てくる。
でも、僕が13年歩いた道は、僕からしか取れない。
リボ18万になって夢を一度諦めた夜の感覚は、AIには分からない。
親に「破産はダメだ」と止められた瞬間の救いも、AIには分からない。
国家資格のテキストを1ページずつめくった7年も、AIには蓄積されない。
この、機能組から「生き様組」に降りるための土台。
それを表す考え方には、「MSP(Me Selling Proposition)」という名前がついている。
僕が作った言葉じゃない。ここ十数年で出てきた考え方だ。
ただ、ググってもほとんど出てこない、まだ知られていない概念だ。
MSPを理解するために、まず押さえてほしいポイントが 3つ ある。
今日はこの3つを、順番に話す。
じゃあ、次にそれを話そう。
4 / 7第4章:MSP ── ほとんどの人が「作ろう」として失敗する
ここから、もう少し詳しくMSPについて話す。
これが、今日君に持って帰ってほしい「概念」の核だ。
USP(Unique Selling Proposition)というマーケティング用語を聞いたことがあるかもしれない。
「うちの商品は他と比べてここが優れている」と、機能やスペックの差で勝負する考え方だ。
MSPはその逆だ。
比較じゃなく「僕という人間を、僕の生き様ごと差し出す」考え方。
Unique Selling Proposition
独自の「売り」を立てる
他と比べて、自分の商品は
ここが優れている、で勝負する。
Me Selling Proposition
自分自身を差し出す
比較せず、僕という人間を
生き様ごと差し出す。
ここからが本題。
MSPを理解する上で、押さえてほしい「3つの違い」を話す。
違い①:MSPは「作る」ものじゃなく「見出す」もの
ほとんどの人がMSPに失敗する理由は、ここだ。
「自分のMSPを作ろう」と思って、頭をひねって、かっこいい言葉を探して、組み合わせる。
これは間違っている。
MSPは作るものじゃない。
自分の人生から、自動的に導かれるもの だ。
君がこれまで生きてきた中で、何に怒り、何に泣き、何を譲れないと感じてきたか。
何度躓いて、何を選び直してきたか。
そういう積み重ねが、必然的に「君というMSP」を形作っている。
だから、頭で考えて捏造する必要はない。
既に自分の中にあるものに、光を当てて取り出すだけだ。
「作る」と「見出す」。
言葉の違いだけに見えるかもしれない。
でも、このスタンスの違いが、本物のMSPと、空虚なスローガンを分ける。
そして、ここが「機能組」と「生き様組」の最初の分かれ道だ。
頭で作りに行く人間は、最後まで機能組から降りられない。
── ここで言う “作る” とは、根源MSPを 頭でひねり出す こと。
一方、根源を 見出した後 に、それを 一文やツリーとして”組み立てる” のは別の作業だ。
そっちの “作る” は正解で、2通目以降で渡していく。
── ただし、「見出す」と言っても、どこをどう掘ればいいかには順序がある。それは2通目の手紙で渡す。
違い②:MSPが表現できない本当の理由は、語彙不足じゃなく「自己理解不足」
「MSPを言葉にしようとしても、いい表現が見つからない」と悩む人は多い。
で、コピーライティングを勉強したり、心理学を齧ったりする。
でも、本当の原因はそこじゃない。
Me(自分)が分からないから、表現のしようがない だけだ。
自分が何を大切にして、何を許せなくて、どこに向かいたいのか。
そこが曖昧なままで、どれだけ言葉のテクニックを学んでも、空虚な文章になる。
逆に、自己理解が深くなれば、言葉は自然と湧き上がってくる。
表現の壁は、自己理解の深化によってのみ突破できる。
語彙が足りないんじゃない。
自分が足りない だけだ。
これに気づくと、やるべきことが変わる。
言葉を集めるんじゃなく、自分を掘る側に回る。
── ただし、「掘る」と言っても、何から掘ればいいかには「問いの順序」がある。それも2通目の手紙で渡す。
違い③:MSPには「2層構造」がある ── 根源MSPとサブMSP
ここは少し技術的な話だが、知っておくと一気にMSPが整理できる。
MSPには、2つの層がある。
根源MSP(最も奥にある核)
君の人生の究極のゴール、存在意義の核心。
例えば「人間の完成」「絶対的な自由」「本当の幸福」みたいな、抽象度が極端に高いやつだ。
この根源MSPは、直接表現しちゃダメだ。
なぜか。
抽象度が高すぎて、他者には伝わらないからだ。
「僕の使命は人間の完成です」と言われても、聞いた側は「は?」となる。
根源MSPは、表現するんじゃなく「体現する」もの。
自分の生き方そのもの、日々の選択、振る舞いで、世界に滲み出させる。
つまり、君の中の「内なる北極星」として機能させる。
迷ったとき、選択するとき、常に立ち返る究極の基準だ。
サブMSP(根源から派生した具体的なテーマ)
根源MSPから派生する、もう少し具体的な概念。
例えば根源が「人間の完成」なら、その完成に欠かせない要素として、
「自由」(外の縛りからの解放)、
「幸福」(内側の満たされ)、
「リーダーシップ」(他者を導く力)、
「才能の開花」(自分の天分の発揮)、
「健康」(身体的な土台)
── みたいに、根源を構成する側面に分解して取り出す書き方。
これも、サブMSPの取り出し方の一つだ。
親(根源)から子(サブ)への分解は、君の中の必然性で決まる。
人によって枝の数も、切り方も違う。
── ここまでが「人間の完成」のような 哲学的な根源 を、構成要素 に分解する書き方。
ただ、もう一つの書き方がある。
同じ根源を、「読者がその根源にたどり着きたくて、その手前でつまずく “痛みの入口”」 として分解する方法だ。
例えば「人間の完成」を求める読者は、こんな痛みでつまずいて、君のところに来る ──
・「自由」を求めるのに、選択肢が多すぎて決められない
・「幸福」を求めるのに、他人と比べて落ち込む
・「リーダーシップ」を求めるのに、責任を引き受けるのが怖い
・「才能の開花」を求めるのに、自分の天分が言葉にできない
・「健康」を求めるのに、毎日の行動が続かない
上の段(自由・幸福…)と下の段(決められない・比べてしまう…)は、同じ根源の、別の取り出し方だ。
市場に届くサブMSPは、下の段 ── “痛みの入口” 側 で取り出すと機能しやすい。
具体的な導出方法は、3通目の手紙 で渡す。
他者に伝えるのは、こっちのサブMSPの方だ。
例えば、「『“選択肢が多すぎて決められない” 感覚』について話します」「『“他人と比べて落ち込む” 癖』について話します」「『“責任を引き受けるのが怖い” 気持ち』について話します」。
こうやって、サブMSPごとに発信のテーマを切り出していく。
そして面白いのが、サブMSPを多角的に発信していると、最終的に「ああ、この人が本当に目指してるのは、もっと根源的な何かなんだな」と、根源MSPの輪郭が読者の中で浮かび上がってくる。
直接語らないのに、伝わる。
これがMSP表現の核心メカニズムだ。
── ただし、根源MSPとサブMSPの「どう繋ぐか」には、もう一段の構造(ツリー構造)がある。これは3通目の手紙で渡す。
人間の完成
MSPの輪郭としては、ここまでが入口の話だ。
今、目の前で見せたのは、根源MSPとサブMSPの「2層」の骨組みだ。
ツリーで言えば、幹と、太い枝5本 までを描いた状態。
実は、このサブMSPの下に、さらに細い枝(具体的な発信テーマ)が10本ずつ広がる。
それが完成した「ツリー構造」だ。
今日見せたのは、その幹と太い枝まで。
細い枝まで広げる作業は、3通目の手紙で渡す。
そして、MSPは一度作って終わりじゃなく、何年もかけて「ある変化」をしていく。
これが、ある意味で一番面白い部分なんだが──
今日はそこまで話さない。
ここから先は、明日以降に渡す。
代わりに、次は「MSPが書けた瞬間に何が変わるか」を話す。
これが、今日君に持って帰ってもらう、最後の話だ。
5 / 7第5章:MSPが書けた人だけが知っている、5つのこと
ここまでで「MSPって何か」の輪郭は掴めたと思う。
じゃあ、MSPを掘り当てて、機能組から完全に降りた瞬間、具体的に何が起こるのか。
5つだけ話す。
正直、もっとある。でも、今日は5つでいい。
機能競争から降りられる
ノウハウの追加学習地獄が終わる
比較対象が世界に消える
同じ道を歩いた人間が市場にいない
発信の軸ができる
「今日は何を書くか」が消える
影響力に寿命がなくなる
10年前の発信が今でも生きる
人生そのものが「資産」になる
過去の失敗・挫折・恥が、全部「材料」に変わる
① 機能競争から「降りられる」
ノウハウの追加学習地獄が、終わる。
「もっと上手い人がいる」「AIに取って代わられる」という恐怖から、降りられる。
比較する土俵そのものが消える。
ただし、これは「楽になる」って話じゃない。
土俵が消えた代わりに、「自分の足で立つ」という別の覚悟が要る。
② 比較対象が世界に存在しなくなる
USPは、絶えず「他と比べてどう優れているか」を証明し続ける必要がある。
MSPは違う。
「僕はこういう人間だ」だけでいい。
比較対象は、世界に君一人だけだから。
僕の話を一つする。
アフィリ時代、月収100万を超えた瞬間も、僕は月収500万のアフィリエイターを見て焦っていた。
1000万になっても、その上を見ていた。
比較は、終わらなかった。
でも今、僕には比較相手がいない。
13年泥を飲んできた僕と、同じ道を歩いた人間が、市場にいないからだ。
比較が「終わる」ということが、こんなに静かなものだとは、当時の僕は知らなかった。
③ 発信の軸ができて、毎日迷わなくなる
「今日は何を書けばいいんだろう」が消える。
MSPのツリーから、次のテーマが自然と出てくる。
ブログもSNSもメルマガも、全部が一本の幹で繋がる。
ただし、これも誤解しないでほしい。
「ネタが湯水のように出る」って話じゃなく、「迷わなくなる」って話だ。
書く量は、自分のペースで決めればいい。
④ 影響力に寿命がなくなる
機能は寿命がある(Googleアプデで一晩で消えた僕が証人だ)。
生き様は寿命がない。君の人生そのものだから。
10年前の発信が今でも生きてる、ということが起こり始める。
実は、僕が3年前に書いた一本の記事が、今でも毎月読まれている。
特別な仕掛けは何もない。
ただ、僕がアフィリで天井を見て一晩でゼロになった話を、淡々と書いただけだ。
3年前の話なのに、AI時代の今でも「自分のことだ」と感じる人がいる。
機能で書いた記事は、3年経てば古臭くなる。
生き様で書いた記事は、3年経っても「今の話」として読まれる。
これが、寿命がないということだ。
⑤ 自分の人生そのものが「資産」になる
過去の失敗・挫折・恥が、全部「材料」に変わる。
もう何も無駄じゃない。
「これからの経験」も、意識的に蓄積したくなる。
2017年から2024年、僕は借金返済の7年間、「この時間に意味はあるのか」と何度も思った。
夜中に通帳を見て、絶望した日もある。
でも今、その7年間は僕の最大の資産になっている。
あの時の苦しさを語ると、同じ場所にいる人の心が動く。
過去の地獄が、今の僕を支えている。
ただし、ここが一番怖いところでもある。
「人生が資産化する」ということは、「人生を雑に過ごせなくなる」ということだ。
それを覚悟できる人だけが、MSPを本当に持てる。
ここまでが、今日話せる「5つ」だ。
ただ、正直に言うと、本当はもっとある。
「人が自然と集まる」「価格競争に巻き込まれない」「発信が疲弊しなくなる」
「この人から学びたいと言われる」「体現で在り方が変わる」──
こういう変化も、まだいくつも続く。
でも、今日はここまで。
全部出すと、たぶん消化不良になる。
残りは、明日以降の手紙の中で、順番に渡していく。
──ここで、もう一回問いたい。
今の君のビジネス・発信・働き方の中で、いくつ「変わる」と感じただろう?
5つ全部? 1つだけ? それともゼロ?
答えは、君の現在地をはっきり示している。
代わりに、今ここで君にやってもらいたいことが、ひとつある。
6 / 7第6章:君のMSPは、今、何だ?
ここまで読んで、なんとなく「自分のMSPってどんな感じだろう」と頭の中に何か浮かんだはずだ。
今日のワークは、それを 1〜2行だけ、文字にしてみる ことだ。
完璧じゃなくていい。
むしろ違和感があるくらいでちょうどいい。
人に見せるものじゃないから、何を書いても大丈夫。
紙でもスマホのメモでも、何でもいい。
ちなみに、僕が最初の「現在地スナップショット」を書いたのは、
深夜の海沿いをドライブして、ぼーっとしてた帰り道だった。
机に向かって考えたんじゃない。
「あ、こうかも」が降りてきた瞬間に、車を停めてスマホに打ち込んだ。
何が言いたいかというと、書く場所も書き方も、何でもいい。
ただ、文字にして外に出す。それだけ。
こう書いてみてほしい:
長くて2行で終わる。5分で終わる。これがゴールだ。
「え、それだけ?」と思うかもしれない。
そう、それだけだ。
なぜそんなに軽いワークかと言うと、今日の段階で完璧なMSPを書けるはずがない からだ。
これは「現在地のスナップショット」。
今、頭の中にぼんやりとあるものを、文字にして外に出す。それだけ。
書き出すと、何が起こるか。
- 言葉にしようとすると、急に「あれ、自分って何が大事なんだっけ」と詰まる
- 詰まった瞬間が、自分の理解がぼんやりしてる場所
- そこから、本格的な掘り下げが始まる
つまり、今日のワークは「今の自分の解像度がどれくらいか」を測るための鏡だ。
完璧な答えを出すためじゃない。
書いたものは、消さずに残しておいてほしい。
近いうちに、これを磨くための話を、また届ける。
参考までに、今の僕の現在地スナップショットも置いておく。
「僕のMSPは、ざっくり言うと、ノウハウだけで戦って疲弊している人と、生き様で勝負できる場所に向かって、一緒に歩くこと、なんじゃないかと思う」
これも完成形じゃない。
たぶん、これからもニュアンスが変わっていく。
それでいい。
書いたものは、消さずに残しておいてほしい。
明日の手紙で、これを使う。
ちなみに、今書いた1〜2行を、30日間、毎朝書き続けてみてほしい。
30日後の君の答えは、今日の答えとは別物になっている。
それくらい、「書く回数」だけで、言葉は変わる。
ただし、警告しておく。
今書いた1〜2行は、たぶん荒削りすぎて、市場には届かない。
このままでは、誰の心にも刺さらない。
それを 「磨く」話 を、明日の手紙で渡す。
7 / 7第7章:明日からの3通の手紙で、何が起きるか
ここまで読んでくれて、ありがとう。
今日の手紙で話したのは、MSPの「輪郭」だけだ。
明日以降、君に渡したい話が、まだ3通分ある。
この3つを、これから順番に届ける。
僕がやれるのは、ここまでだ。
ここから先、君が自分のMSPを本気で掘っていくかは、君が決めることだ。
合わなければ、今日の手紙はここで閉じてくれていい。
それでも、「機能だけで戦うのが当たり前」だった君の頭に、「生き様で戦う」という別の選択肢を一つ置けたなら、僕は満足だ。
ここまで読んでくれたこと自体が、
君がもう「機能組」じゃないことの、何よりの証拠だ。
そして、君が今日この30分を「読む」ことに使った、その時間自体が、
明日以降の君のMSPの素材になっていく。
明日の手紙を、近いうちに送る。
今日書いた1〜2行を、捨てずに待っていてくれ。
どちら側に立つか。
明日の手紙では、
今日書いた1〜2行を
「磨く」話を渡す。
最後に、10個の質問を置いておく。
YES/NOで答えてみてほしい。
今日の話が「自分のことだな」と感じた人ほど、YESが増えるはず。
あとで自分の現在地を確認する目印として、使ってくれればいい。
- 毎日がんばってるのに、何かがすり減っていく気がする
- 「自分には何もない」と思って、口をつぐんでしまうことがある
- 誰かの正解をなぞるだけの発信に、疲れ始めている
- 本当は言いたいことがあるのに、嫌われるのが怖くて言えない
- 教材は買ってるけど、結局なにをすればいいか分からない
- SNSでキラキラしてる人を見ると、心がざわつく
- ノウハウで戦うことに、強い違和感を持ち始めている
- 過去の失敗や恥を、まだ誰にも話せていない
- 一人で考えていると、悪い方向にばかり考えてしまう
- それでも「このまま終わりたくない」気持ちは残っている
YES の数による現在地
4 〜 7
8 〜 1 0
迷 い の 中
気 づ い て る 側
もう気づいてる側の人間だ。
今日書いた現在地スナップショット、大事に持っておいてほしい。
明日の手紙、絶対に逃さないでほしい。
まだ迷ってる場所にいる。
それでいい。今日のスナップショットを書いた時点で、半歩は進んでる。
明日の手紙も、続けて読んでほしい。
今のままで大丈夫だと思う。
合わなかった、というだけだ。
違和感が大きくなったら、戻ってきてほしい。
ここに置いた話は、消えない。
ここまでだ。
機能組にとって、今日は普通の1日だった。
生き様組にとって、今日は分岐点になる。
どっち側に立っているかは、明日以降、君自身が証明する。
明日の手紙で会おう。
──藍沢










